機が熟すのを待つ

自分が生まれてから死ぬまでの間に、どれだけの人たちと知り合いになったり友人になったりして関係を作っていくのでしょうか?

ずっとなんらかの関係が継続していく人もいるし、あっという間に関係が無くなって行ってしまう人たちもいます。

そうしたことは、自分が意図してそうなっていくわけではないのですが、どうしたわけか自然の成り行きに従って様々な関係がやってきては去っていくものですね。

そこに個人的な期待や望みなどが強く入り込んでくると、執着やわだかまりなどが発生して結局辛い思いをする羽目になってしまいます。

人間関係でトラブルが起きていると感じることがあったとしても、すぐに結論を出そうと急がないようにするのがいいかもしれません。

トラブル、あるいは問題というものはいつでも起きるものですし、それがただちに人生にとって悪いことだと決め付ける必要もありません。

それよりも、その問題をじっくり味わって、それを楽しんで、心の中に留めておくことです。決してそっぽを向いて見ないふりをしたりしないことです。

そうやって、真正面から自分なりに考えられることを考えてみて、何が起こるかじっと待ってみることです。

そうすると、機が熟したころには必ずなんらかの道が見えてきます。自分が急いで決める代わりに、むこうからやってきてくれた結論は、大抵最善の方法に違いありません。

この方法は、人生の中であらゆる問題に対処するときに利用できるはずです。是非、試してみて下さいね。