不可能に挑戦しない

何か物凄い勘違いをしている人がたくさんいるように思うのです。人は、他のすべての動物と同じで天使ではないということ。

私たちが住むこの世界は二元性の世界であり、それは簡単に言えば一つのコインには表と裏が必ずあるという世界。

表しかないコインはこの世界には存在できないということ。つまり、二元性の世界に生きているあなたにも表の部分と裏の部分があるのです。

それは表現を変えれば、自分にとって都合のいい部分と、都合の悪い部分があって、どちらか一方だけということは不可能なのです。

怒らない人になりたいとか、強欲な人からそうでない人になりたいとか思うのは勝手ですが、この二元性の世界では不可能なことです。

明るい部分も持っているけれど、暗い部分もしっかりあるということ。これは絶対的なことなのですね。

この原理原則を忘れずにいること。それをしっかり理解して、受け入れるしかないということに気づくこと。

不可能に挑戦することくらい、バカバカしいことはありません。ここまでしっかり理解することができれば、人格者になろうとする人がいなくなるはずです。

人格者というのは、理想的な人のことではなくて、実を言えばこういった原理に気づいた人だとも言えるのですね。