ミスター・スマイル

世の中には、いつも笑顔の人がいます。そんな時に笑っていなくてもいいのにと思っても、その人は笑い顔を絶やさずにいます。

それは勿論女性にも男性にもいらっしゃいます。そんなクライアントさんがいらしたときには、セラピストとして「少し笑顔をやめましょう」と提案します。

すぐに言うことを聞いて、笑顔をやめてくれるのですが、少しお話をしている間にまたすぐに元のやさしそうな笑顔に戻ってしまいます。

クセになってしまっている笑顔をやめるのはなかなか難しいようですね。そういう人は、いつも心が疲れています。何もしなくても、クタクタなんです。

だから、少しずつでもいいから、笑顔をやめる練習をしてください。心がガラスのように繊細で、きっと傷つきやすいのではないかと思います。

そんな心やさしいひとたちに、1970年代の素敵な歌をプレゼントします。大橋純子さんの素敵な歌声を聞いて、そのころ20代だった自分は心がなぐさめられたことを覚えています。

ミスター・スマイル あなたは 何故

微笑み忘れないの

街で振り向く背中は淋しそうなのに

ミスター・スマイル あなたの事

からかう人もいるわ

何をされても静かに笑うだけだから

心やさしい人ばかり

損をする世の中だもの

さあ 傷ついた魂を

いまそばに来て横たえて

そう なぐさめる やさしさは

ひとつだけ知っています

ミスター・スマイル ごめんなさい

あなたからの手紙に

字が下手ねって

思わず口を滑らして

きっと知らぬ間にあなたの

胸を靴で歩いてたの

さあ折れそうなロウソクに

いま愛の灯を点しましょう

そう木枯らしに吹かれても

手のひらで守るのです

…いまそばに来て微笑んで

そのお返しにくちづけを…

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