「鬱」は心のストライキ

ここ日本において、最近では五人に一人は「鬱」の傾向があるといわれていますね。それほどまでに一般的になった「鬱」なのに、その原因を必ずしも深く理解していないのはおかしなことだとは思いませんか?

いわゆる「鬱」の代表的な症状というのは、みなさんもご存知かもしれませんが概ね以下にあげるようなものだと言っていいでしょう。

-不安、悲しみ、自己否定感、焦りなどのネガティブな感情がやってくる。特徴的なのは、そうした感情がやってくる原因が思い当たらない。

-やる気がでない。虚無感とか、空しさのような感覚に苛まれる。怠け心とは違って、気持ちはやらねばと思うのだけれど、身体がいうことをきいてくれない。

-頭が回転しない。仕事の能率が落ちてきたり、記憶力や理解力の低下を感じる。

その他にもいろいろありますが、夕方くらいから少し元気を回復するなどの特徴を持っていたりすることもあります。

私は、「鬱」または「鬱症状」のことを「心のストライキ」と呼んでいます。ストライキというのは、言うことを聞いてくれない相手に対する実力行使のことです。

一体、何が何に対して実力行使をしているのかを見極めることができれば、鬱を恐れることはありません。恐れるどころか、大切な大切なことへの気づきを促してくれる貴重な心の状態なのです。

つづく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です