活動をやめたらマインドは消える

今あなたには、やらねばならないことがいくつありますか?それから、今すぐにではないにしても懸案事項というか、解決すべき案件はいくつあるでしょう?

そういうものが全部片付いたらどれほどスッキリして気持ちいいだろうと思うかもしれませんね。

ところが、順番に解決していったとしてもまたすぐに、別の案件がやってくるのです。いつまで経っても、やるべきことが何もないという状況にはなりません。

それにはちゃんとした理由があるのです。生きているのだからいろいろあるのは当然、として片付けてしまえばそれまでですが…。

本当のところ、やるべきこと、解決すべき事柄というのはマインドにとっては必要不可欠なものなのです。

そもそもマインドというのは活動のプロセスそのものを言うのです。だから停止しているマインドというのは意味をなしません。

マインドは常に、処理する案件とともに活動しているのです。それなしでは、マインドは消えてしまうからですね。

だから本当に何もすることがないとなると、マインドは悲鳴を上げ始めます。飢えて死にそうになるからです。

幼い頃に、安心して暮らすことができなかったマインドには、充分過ぎる程の案件が日々やってきていたので、そのマインドが成長しても多くの案件を必要とするようになってしまうのです。

そうなると、戦うべき現実、我慢すべき事情、憂慮すべき物語の中から抜け出せなくなってしまうのです。そのマインドにとってはそれが必要だからです。

こうしたマインドの裏事情を深く理解することができるなら、対処すべき事柄は少しずつ減っていってくれるはずですね。

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