人類は過去何世紀ものあいだ
ふたつの時期しか生きたことがない
戦争、つまり実際の戦時と
戦争のための準備期間だ
このふたつがすべてなのだから
歴史自体、まったく神経症的としか言いようがない
by osho
人類から戦争がなくならない唯一の理由は、マインドが分裂しているからなのです。それもほぼすべての人のマインドがそうした状態なのです。
分裂を維持するためには、別れたそれぞれの部分が互いと戦い続ける必要があるのです。それが外側に投影されてしまうために、この世界から戦争がなくならないのです。
それなのに、私たちは戦争の原因を外側に求めてしまうのです。国同士の戦いは、いわゆる縄張り争いのようなものと見ることができます。
要するに、この土地は俺のものだ、いいやお前のものじゃないというようなことでの争いですね。
またエネルギーの争奪戦も戦争の原因と考えられています。無尽蔵に使えるエネルギーがあれば、世界は裕福になって余計な争いはなくなると想定されています。
宗教や文化の違いのようなものも、戦争の引き金になっていると考えられる場合もあるでしょうね。
けれども、こうしたことは表面的な戦争の理由付けでしかありません。本当の理由は、個人個人の内面であるマインドそのものが強く分裂しているからなのです。
どれほど平和な世界が仮にあったとしても、マインドがそれをそのままにしておくはずがないのです。
マインド自体の存続を願うために、どうしても争いが必要となるのです。戦争はマインドにとって、必須のものだということですね。
人生が戦いの連続みたいになっているなら、それも偶然ではなくその人のマインドが戦うことから足を洗いたくないだけなのです。
そのことに深く気づくことこそが、真に戦いから離れていくための最初の一歩だと思うのです。
エゴは色々な思考をはりぼてした、実は中心が無いもの。思考とは、論理的なものだけでなく、気持ちも含める。そして、マインドとは、思考のことで、マインドが分裂しているというのは、色々な考えや気持ちがうごめいていることで、マインドが戦っているというのは、どの考えや気持ちを選択すればいいのかを、迷っている悩んでいるというふうに、解釈してみたのですが、あっているでしょうか。マインドが分裂するという言葉を、実はよくわかっていなかったもので…。
合っていると思います。シンプルに言えば、自分の好きなようにしたいという部分と、相手の言うことを聞かなければ恐ろしいことになると言う部分は、互いに反する生き方をしようとするのです。それが分裂するということですね。どちらにしても、自分を守りたいがために、もう一方と戦うことになるのです。それが続くことで、マインドは存続できるわけです。分裂がなくなったら、マインド自体が消えていくことになるでしょうね。
ありがとうございます。
頭の中で、マンガの吹き出しが、そこら中から出ている様子を思い浮かべました。言葉の役割は大きいものですね。
あとは、恐れが染み込んでいて、戦うしか手立てがわからなかった自分も振り返っています。身近な人間から安らぎを与えられて来なかったら、観るということは、本当に救いだと思います。