なんて言うのか、私の場合なのですが、人生が充実していると感じたことがほとんどないのが実情なのです。
人生だから、いい時も悪いときもあっていいし、確かに今日は楽しかったとか、仕事が充実していると感じたこともあったと思います。
けれども、それが長く続くことがないのですね。何かをやり遂げても、達成感はほとんど一瞬にして消えていってしまうし。
全体としては、うまくいっているのではないかと思ったりもすることがあって、それでもすぐにそれも消えて、普通の状態に戻るのです。
この世の春を謳歌する…なんて言葉がありますが、そんなことはただの一度も経験できたことはありませんでした。
これさえ手に入れば、これが実現したら本当に満ち足りるはずだと思っても、そうはならないということを原理的に理解してしまったのです。
だから、どうやって生きてるかというと、希望という希望もない代わりに、絶望もないという感じですね。
最近では、苦悩のすべてがマインドからやってくることが分かったので、マインドのエネルギーが小さくなることこそ、救いへの道だと思うようになったのです。
そうなると、退屈を感じたり、つまらなさを感じたときには、ただマインドが困っているだけだと捉えるようになったのです。
そのおかげで、マインドが沈んでいるときや、否定的な感覚に丸め込まれていても、そのことを悪くは思わないでいられるようになりました。
マインドとして生きる代わりに、マインドをただ見守るようになれば、もっともっとマインドは小さくなっていくようですね。