初めに、自分自身を批判するのを止めることだ。批判する代わりに、あなたの不完全さ、あらゆる弱さ、あらゆる誤り、あらゆる失敗を持つあなた自身を受け入れることから始めてごらん。完全であることを自分自身に求めてはいけない。それは不可能な何かを求めているだけだ。所詮あなたは人間なのだ。
by osho
来る日も来る日も、ずっと自分自身を否定し続けている人がいますね。どんな些細なことであっても、それを否定するためのネタとして使うのです。
そして否定的な自分を戒めて、何とかもっといい自分になろうとしてもなれないことを、また否定のネタとして利用するわけですから、キリがありません。
最初、こんな自分だから否定するのは当然だと思っている場合であっても、癒しを進めていくと、どうしても否定してしまうに変化してきます。
それは自己否定の原動力について、理解が深まってくるからです。自己否定の根っこは、エゴの成長段階に周囲から否定され続けていたことなのです。
親からの否定は、親の内在化によって自分の中に取り込むのです。そうなると、親に否定される前に、自分自身で自己否定をするように回路が組み込まれてしまいます。
このことが理解されると、今度は否定をやめようとしてもやめられないという状態へと変化します。この状態も中途半端で辛いはずです。
この先は、自己否定を止めようとするのではなく、自己否定をしてしまう自分に対して、意識的であろうとすればいいのです。
つまり内在化した「親二世」を見守るということ。このことによってのみ、その部分のエネルギーが小さくなっていくのです。
自分の中に、否定され続けたインナーチャイルドだけでなく、否定してくるインナーペアレントがいるのですね。悲しみや悔しさを癒しても、今、この瞬間にくつろぐのを阻むのは、常に欠乏感渇望感を駆り立て、緊張を強いる、この?咤激励の声なんだな、と、理解しました。捉え方としては、別人格として見守るか、今は親の代弁者になっているんだな、と見守るか、でしょうか。いずれにしても、身体のこわばりを緩める糸口が見つかりました。ありがとうございます。
別人格であれ、親の代弁者であれ、とにかくその部分と闘わずに見守ることですね。それと身体を積極的に緩める運動などもやれるといいと思います。