頑固というと、すぐに頭が石のように硬い頑固親父というのをイメージするかもしれませんね。いつも自分が正しいと信じていて、自分と違う意見を言うものを受け入れることができないような人を思い出します。
しかしこれは、実は年齢や性別には全く関係のないことだとはっきりと言えます。たとえ妖精のように可愛らしい、従順に何でも言うことを聞く素直そうな女の子だとしても、頑固さんであったとしても別に珍しくありません。
頑固さんは頑固であることを比較的良しとしている場合もあります。そのくらい、自分の意見をしっかり持てないでどうするんだということのようです。
伝統を重んじる頑固一徹の職人気質(かたぎ)などと表現すると、この日本の文化では好ましいものとして受け止められるかもしれませんね。
また、頑固さんには内面の頑固さを外側で表現できる人と、外面は物腰が柔らかくて内面だけが頑固という人とがいるようです。
後者の場合には、深く知り合わなければ頑固さんであるとは分からないかもしれません。そういう人のことを外柔内剛という言葉で表現することもあります。
頑固さんとそうでない人と比べた場合、どちらが幸せになりやすいと言えるでしょうか?そんなことはその人の人生によるのであって、一般化することはできないと思われるかもしれませんね。
しかし簡単な理屈として、頑固さんのほうが幸せになるためには不利な条件が整っていると言えます。
それは私たちが何を信じて生きているかということと深く関係しています。
つづく