みなさんは何もしないでいるという時間というのは、どのくらいあるでしょうか?朝起きてから夜寝るまでの間、とても忙しく活動している人もいるし、比較的のんびりとした時間を過ごしている人もいるでしょうね。
自分の場合、何も用のない時間というのが実は沢山あるのですが、それでも何かしらしています。何もしないで過ごすということは多分ほとんどないのではないかと思います。
たとえ、じ~っとして端から見たら何もしてないように見えたとしても、心の中でいろいろなことを思いめぐらしていたりするはずです。
なんでかなあと時々思うことがあるのですが、でもやっぱり気がつくと身体か頭を使って何かをしています。
何もすることが見つからなくなると、わざわざ出かける用事を作ってみたり、大して飲みたくもないのに冷蔵庫の水を飲みに台所に行ったりします。
何もすることがない状態、何も考える必要のない状態というのを何かすごく怖がってでもいるのではないかと思うくらい、無意識的に避けているのがわかります。
何かしら、強迫観念のようなものがあるのかもしれません。何かをしていないと不安を感じたり、何もしないということが生産的でなかったり、創造的でないというような無価値な感覚と繋がるのかもしれないですね。
ところが、最近ゆっくりとする時間が増えたということもあるのかもしれませんが、この何もしないでいられる時間というのが、少し心地のいいものだと思えるようになってきました。
何もしなくても、こうして穏やかな気持ちで過ごしていられるということに気がついて、そのことに感謝するような気持ちになることがあります。
多忙な時期に少し空いた自由時間をありがたく思うのとは、全く別の感覚です。エゴを静止させて、深く静かな心持でいることがとてもありがたいような嬉しいような、そんな感じがします。
自分の中のどっしりとした愛の部分と繋がるような平安な心でいられると、感謝とすべてが完璧なんだなあと思える瞬間があるように思います。
何もしないでいるということの大切さを実感してみませんか?