最近私は自分の身の上に何が起ころうとできるだけ深刻にならないように気をつけています。それは、自分が深刻な気分になればなるほど、心の平安から遠ざかると分かったからです。
深刻になっているときには、大抵何かについて思い巡らしています。その時には思考が働いているのですが、どうも空回りしている感じがしてあまり有効な考えが浮かびません。
数日前に気付くことこそが大切だというお話しをしましたが、深刻になっている心の状態では到底気付きはやってこないように思うのです。
私たちは何となく真剣さというものと深刻ということを混同しています。真剣という意味は、雑念が入らない状態で物事にまっすぐに向き合うさまを言います。
ところが深刻というのは、雑念だらけになりがちなのです。そして、物事をいいようには考えられなくなっている感じがしてしまいます。
深刻さには必ず不安や恐怖がつきまとうのです。深刻さの反対は、笑い飛ばすとか、物事を肯定的に捉えるなどですね。
なぜ人は何のメリットもないのに深刻になってしまうのでしょうか?これは自覚できないですが、実は心の中にいるエゴの差し金なのです。
エゴは、思考をフル回転させると自分がうまく活動できることを知っていて、深刻にさせることで否定的な気持ちにさせようと企んでいるのです。
深刻になっていると、何となく自分のエネルギーから活力とか輝きなどが消えうせてしまうようにも感じています。闇のエネルギーになってしまうともいえます。
もしも、気が付いたら自分は深刻になってるなと思ったら、深呼吸や瞑想などをすることで気分を平静に戻すことです。
そうすると、ああ自分は今はまっていたなと分かるようになります。機会があれば是非試してみて下さい。そしてできるだけ深刻な状態にならないように工夫することが大切だと思います。
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