by Gangaji
私たちの文化は、知覚されることのみに基づいた、無理もないとはいえ悲劇的なある結論を持っています。
その結論とは、あなたと私は別々の存在のように見えるから、すなわちあなたと私は別々の存在に違いない、というものです。
こうして知覚は絶対的権威を与えられます。
すべてのものの源、意識、神と、区別された存在になる ― そんな可能性すら存在すると思うこと、それがすべての過ちの始まりです。
私たちは、自分が神とは別の存在である、というふうに自分の経験を認識するので、それがすなわち現実であると信じ込みます。
この誤った認識が、すべての苦しみの根源なのです。
あなたが自分だと思っている人、あるいは幸せになるために必要だと思っているもの、それらについて頭で考えをめぐらすのをすべて止めたとき、知覚に与えられた権威、理性の構図にひびが入ります。
その割れ目から中に入ってみてください。その穴から中に入るのです。そうすると、理性は最新の自己定義でいっぱいではなくなります。
その瞬間、そこにあるのはただ静寂です。そしてその静寂の中で、絶対的な充足を見つけることが可能です。それは真実のあなたなのです。