まず初めにはっきりさせなければならないのは、この宇宙はあなたがいなくてもやっていけるということです。
あなたがいなくても、日本は困らない。それはそういうものですし、そんなことは分かってるという声が聞こえてきそうです。
ところが視野をぐっと狭めてしまうと、誰かに自分は必要だと言われたいと思っている人が沢山いるのも事実です。
これ、役に立ちたい症候群とか、必要とされたい症候群などと私が勝手に呼んでいるのですが、心当たりがある人がいるはずです。
こうした事は全て、自分の存在をあるがままに受け止めることができないことから起きて来ることなのです。
存在をそのままに認めることができないために、その代わりになるものを探そうとして、他人の力を借りることを考えるのです。
必要とされれば、自分はこのままいてもいいと思えるし、役に立っていると思えれば、自分の価値が上がって安心して生きていけると思うのです。
もしも自分の存在を丸ごと認めることができれば、誰からも必要とされずにいてもいいし、誰かの役に立ちたいという欲求もなしに生活できるのです。
子育てを頑張っている時や、社会で活躍している最中ならいいのですが、それから先の人生では徐々に期待されることが減るし、何かの役に立つこともなくなっていくのです。
そうなった時に困らないためには、今からでも遅くないので自分の存在を丸ごと受け止めることができるようにしていく必要があるのです。
具体的な方法がわからなければ、プロの力を借りることもありだと思いますね。