覚醒すること、あるいはエンライトメントというのは、特別な何かを達成するというものではありません。
生後くっつけてしまったあらゆる余計な概念や正しさ、自分はどうあるべきか等の観念から解放されることです。
他人のことについては、とてもよく理解できるのですが、いざ自分のこととなるとそうは簡単にはいきません。
なぜなら、防衛のために自分に押し付けてきたあるべき姿を捨てられないからです。それほどの勇気を持つことは難しいのです。
もしも私たちがあらゆる拘りから解放されたなら、幼い頃のようなより自然な生き方に戻ることになるでしょうね。
ところが、潜在意識の中には過去に体験して、未消化なままに残ってしまったエネルギーがどっさりと残っているのです。
そういったものが、自然に生きることにブレーキをかけて、不安や孤独、そして惨めさの中に引き戻そうとするのです。
自然にそして自由に生きようとする部分と、不安から逃げて安心を掴もうとする部分とが常に対立しているのが私たちのマインドですね。