世間でよく言われることですが、感謝が大切だということ。感謝ができない人は心の貧しい人だということです。
確かに感謝というのは、愛の一つの形だと言ってもいいからですね。だからと言って、感謝をしろ!と強制するのはまた違う感じがします。
私自身は、長い間感謝を感じない人間でした。今も一般的な人と比べると感謝が少ないのかもしれませんが、以前よりは感謝ができるようにもなりました。
ところで、感謝の気持ちを感じることの反対に、感謝をされたいと願う気持ちというのもあるようですね。
誰かのために一生懸命何かをしたら、やはり感謝をされたいと思うわけですが、そのことについての格言のようなものはあまり聞きませんね。
私は感謝の気持ちになることが少ないのですが、その一方で感謝をされたいという気持ちもほとんどありません。
感謝をされてもことさら嬉しくもありませんし、それはきっと相手にとって都合のいいことをした時に感謝されるから、という思いがあるからです。
感謝されるよりも、存在を認めてもらうことの方が嬉しい気がします。なぜならそれは私の言動とは無関係に、自分の存在自体に根ざしたものだからです。
感謝を期待すると、場合によっては理不尽さを感じて怒りが出てくることになるかもしれませんね。それは本当にバカバカしい限りです。