あなたが幼い頃、どんな毎日を送っていたのかをよく思い出してみることです。どのくらい安心させてもらえていたのか、それも思い出すといいかもしれません。
どの時代であれ、家族の一人ひとりは必死に生きているのです。誰も悪者はいないのですが、その必死さからは本当は誰も救われないのです。
あなたの周囲にゆったり寛いで、おだやかな気持ちでいる家族がいなければ、子供のあなたは安心することができません。
安心が足りないばかりか、怖い目にあったり寂しい思いをしたり、そんな中子供は何とかやりくりして生きていくのですが、それにも限界があります。
大人の自分が、そうした過去の自分の生活の中にイメージで戻っていき、幼い自分に寄り添ってあげてみるのです。
自己表現ができない自分であれば、その気持ちを汲み取ってあげて、できるだけ受け止めることを繰り返してあげるのです。
過去には大人の現在の自分はいませんでした。でも今はいるのですから、その自分を使わない手はありません。
理想のお父さん、お母さんになったつもりで、様々な場面に戻っていって、そこで生きている子供の頃の自分をしっかり受け止めてあげること。
そういった癒しの作業が普通にできるようになれば、そこから自然とあなたの内側の不安が小さくなっていくはずです。