以下のoshoの言葉を味わってみてください。誰かの言葉で「信じる者は救われる」というのがありますが、それとちょうど正反対の内容だと思います。
『誰かの言うことを信じるのは破壊的であり、あなたの生にとって有害だ。信じないこと、決して信じないことだ!信仰体系を生の基礎とする者は、盲目の世界へと入るだろう–すると、生に光が射すことはない。生涯、光には到達できないだろう。他人の言うことを信じる者は、決して自分自身を知り得ない。』
なぜ他人の言うことを信じてはいけないのでしょうか?残念なことですが、この世界にはあなたを利用しようと思って虎視眈々と狙っている者がいるからです。
それがこの世界の実情なので、信じてはいけないのです。それともう一つ、他人を信じてはいけないもっと大切な理由があります。
それは、信じた瞬間に自ら検証しようとしなくなってしまうからです。誰かが正しそうなことを言ったとしても、それがそのままあなたに当てはまるとは限りません。
本当のことを知りたければ、自分自身で身を持って確かめる以外に方法はないということです。信じた瞬間に、人は何もしなくなってしまいます。
ただし、幼い子供の場合は信じるなと言ってもどうしようもないのです。無力な子供は、親を信じて生きるしかないからです。
そのため、自分がいつも正しいというような親、あるいは子供をコントロールしようとする親などは、子供に自分を信用させようとあれこれ策を練るのです。
子供はまんまとその作戦に乗せられて、大人になるまで親という教祖に入信したような状態で生きていくことになるのです。
他のどんな宗教よりも親教は洗脳が強いのです。なぜなら、まだ自我の発達前から心を侵略されてしまうからです。
もしも親の正しさが自分のマインド深くに影を落としていると感じるなら、人生を棒に振る前にしっかりと癒しをすることですね。
家族は宗教というのと同じですね。まさに自分もそういうふうに生き、そういう風に子供と関わってしまっているようで胸に突き刺さりました。これを忘れないよう瞬間瞬間に意識しようとするしかないのですが、なかなか断ち切れません。いま一度落とし込めるよう復習します。
気づいていることが、まずはとても大切です。その上で、子供も含めて他人に期待をしないようにすることです。期待が強いと、相手が思い通りにならない時に機嫌が悪くなったり、怒りが出てきてしまいます。何事においても、期待を減らすことができればいいと思いますね。