今となっては、我が家は築43年のご老体になってしまいました。新築当初は、地震が来ても揺れ方が固い感じがして強さを感じることができたのです。
ところが、年月が経つうちに徐々に柳のような揺れ方をするようになっていて、土台もシロアリにやられている箇所があるようで、なんとかしなければならない状態となったのです。
いざ新築を建てようとすると、勉強しなければならないことばかりでウンザリしてしまって、そう言うのを楽しみにできる人が羨ましいなと。
近年は、高気密高断熱、換気、耐震などをしっかり考えて家を建てることが大事な時代になっているようです。
けれども、どれほど性能の良い家を作ろうとしても、その土台がしっかりしていなければその努力は無駄になってしまいます。
仮にお金が潤沢にあったとしたら、鉄筋コンクリートの家を建てれば、最高性能の家が建つとしても、土台や土地そのものが軟弱だったりしたら、何にもならないのです。
実は人間もそれと全く同じ事が言えます。例えば自分の存在価値に気づくことなく、大人になってなんとかして人生を立て直そうとどれほど頑張ってみても、土台無理な話なのです。
マインドの土台となる、自分の存在を認めることができなければ、単なる悪あがきで終わってしまいます。
その間違った努力がむしろ仇となって、悪い方向へと進んでしまうのです。まずは、土台を作り直すこと。これしかありません。
具体的には、幼かった頃の自分を繰り返し受け止めてあげて、安心させてあげることに徹するのです。
そこからようやく、高気密にするには、高断熱を確保するには、耐震等級3にする等々が意味を持ってくるのですね。
自分一人では難しいと思うなら、プロの力を借りることも検討すべきだと思いますね。