行為と行動の違い

osho は行為と行動の違いをはっきり理解することが大切だと言っています。ぼんやり生活していると、その違いに気づかないままになってしまいます。

行動というのは、その全てが過去か未来からやってくるのです。それに対して行為はその瞬間からやってくるのです。

例えば、お腹が空いたから食事をするというのは行為です。一方、お腹が空いてなくても食事をしたり、空腹でも食事をしないのは行動です。

仕事が忙しくて夕食を摂らずに遅くまで残業したり、遅く帰宅してから食事をするなどは行動と言えますね。サラリーマンの頃は毎日がそんな感じでした。

1日の疲労感から眠くなった時に寝るのは行為ですが、眠気に逆らって遅くまで本を読んだりドラマを観たりするのは行動ですね。

あるいは職場で嫌なことがあり、それを引きずったまま帰宅してしまい、そのことを思い出して気分が悪くなるなら、それは行動です。

さらに明日のことを考えて憂鬱になるのも行動だし、明日のことなど気にすることなくシャワーを浴びて気持ちいいと感じているなら行為です。

もう分かったと思いますが、マインドが絡んでいることは全部行動と言ってもいいくらいです。だから過去と未来からやってくるわけです。

行為はノーマインドの状態で自然発生的に起きること。シンプルな人生を生きていればそれだけ行動が減り、行為が多くなるということですね。

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