昨日のブログでは、思考はよそ者だということについてお話ししました。思考が自分の内側からやってくると感じているので、外側からやってくるとは思えないのですね。
ところで、あることを試している間に、確かに思考は向こうからやってくるという感覚を得ることができます。
それは、できる限り自分の覚醒をしっかりさせておくのです。いつも言っている意識的であるということ。
意識をボーッとさせておくのではなく、反対にしっかりと覚醒させておくことができると、自然と思考は入ってこない状態になるのです。
例えば、大きく目を見開いて、周囲を凝視するようにするだけでも意識の覚醒を少し感じることができます。
その時に雑念は小さくなっていることに気づけます。こんな簡単なことで、若干ですが思考を追いやることができるのです。
ということは、もっともっと意識の覚醒状態をしっかりとしたものにできれば、そのうちには思考は私たちの中に入ってこれなくなるということです。
そうなったら、私たちの自我は自分を確立させておくために必要となる外部からの思考がなくなっていくので、きっと餓死していくのでしょう。
それが覚醒、光明を得るということですね。