人生のメインテーマは、自分は惨めじゃないということを証明しようとして、あれこれ頑張ることなのです。
もちろんそれ以外にも生きる目的はたくさんあるのですが、あまり光が当たらない影の目的としてそれがあるわけです。
そしてその傾向が強ければそれだけ自己防衛が大きくなり、その結果自己犠牲が蓄積されて、癒しが必要になるということです。
だからこそ、癒しというのは目を背けてきた自分の惨めさにしっかりと向き合い、それが全くの思考によるものだと気づくことなのです。
惨めさは実在するものではありません。そこに気づくためにも、自分の思考をじっくりと観照する必要があるのです。
観照する側になることができれば、あなたのマインドが抱えてきた空想上の惨めさから逃れることができるのです。
惨めさを抱え込んで、それをどうしたら隠すことができるかで精を出す人生から、そのバカバカしさ全体を観照することです。
その一点さえ実現できれば、人生はまるで違った顔を見せてくれるようになるでしょうね。