理性で言動は変わらない

人は日々の自分の言動を思い返してみて、それを後悔したり反省したりするのですが、それがどこかで終わるわけではありません。

明日からもう決して怒らないぞ!と思ってみたり、もう冷たい態度は取らないように決意する!等々。

よりバランスの取れた自分になりたい、もっと成熟した大人の人格を持ちたいと思って、言動を修正していこうとするのですね。

そうやって人は成長していくものと考えられています。そこに水を差すわけではないのですが、本当にそうでしょうか?

それで変われるのはきっとほんの表面的な部分だけなのではないかと思います。結局、しばらく経つとまた以前の自分が顔を出すのです。

なぜならまた怒ってしまうのは、それなりの過去からの因縁があるからです。原因があるから、結果としての言動が湧いてくるわけです。

その原因をしっかり見つめて、溜まっているエネルギーを解放することで、自然と言動に変化がやってくるのです。それが癒しというものです。

力づくで、あるいは理性によって自分の言動を改善しようとしても、その努力が無駄に終わることになるのを、そろそろ理解することですね。

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