自己観照する

osho の以下の言葉を味わってみましょう。

『あなた方は希望製造メカニズム。そしてこの希望製造メカニズムこそエゴにほかならない!では、どうしたらいい?

実のところ、どうこうすることは何もない。ただあなたがたにはもっと明晰な眼が必要だ。唯一必要とされるのはあなた自身を新鮮な眼で見ること。』

ものすごく大切なメッセージが込められているのですが、それは“実のところ、どうこうすることは何もない“の部分です。

なぜなら私たちは、常日頃から何とかしなければと思うことをやめられないでいるからです。要するに私の言葉で言えば、改善病ですね。

その意味では、セッションでやっている心の癒しも同じなのです。セラピストが言うのも何ですが、癒すことで少しでも病んだ心を正常に戻そうとするわけです。

そのことを否定するつもりは全くありませんが、本質的なレベルで考えるなら、それも改善病の一つであるとも言えるのですね。

病んだ部分を修復しようとする代わりに、自分自身を新鮮な眼で見ることこそが本当に必要なことだと言っているのです。

それこそが意識的であるということ。自分の本質である純粋な意識によって自己観照するなら、改善ではなく真実に目覚めることになるということですね。