もう20年以上前のことですが、あるセミナーに参加して戻ってきた友人が、やたら明るく人生はゲームのようなものと言っているのを聞いて、ピンと来なかったのです。
というよりも、何だかちょっと不真面目な感じがして気分を害したようになったのを覚えています。
あれって一体何に反応していたのかなと思い返してみると、きっとあの頃の自分は今よりもずっと物事を真面目に捉えて生きていたのだなと思うのです。
正しくあろう、正しく生きているという自負を持ってもいたのかもしれません。だから、ゲームとは何だ、けしからんとなったのでしょう。
今なら何事においてもゲーム感覚というのが大切だと理解できるのです。それは決して人生を軽んじているわけではありません。
ゲーム感覚というのは、深刻にならないという感じですね。深刻さは恐れからやってくるものなので、波動が低い感じがします。
ゲーム感覚というのは、それよりも楽しむことを重視しているという感じなので、恐れよりも愛が多く含まれている感じがします。
いつかは必ず終わるゲームであるなら、正しさよりもできるだけ瞬間瞬間それを楽しむことの方を大切にしたいものですね。