この複雑な現代に生きていて、心身ともに何の問題もないという人は珍しいかもしれませんね。
誰だって何かしらの問題を抱えているものです。それがどんな症状であれ、それは何かの結果として起きているということ。
それを忘れてしまうと、その症状だけを見て、ただそれが改善すればいいと思ってしまうのです。
もちろん何らかの方法で、その症状だけが改善してしまうこともあるかもしれませんが、原因が特定できていなければ、また別の症状が起きてくるのです。
癒しというのは、どんな方法を用いようとも、原因となるものをしっかり把握することが絶対的に必要なのです。
その上でその原因を生み出しているマインドのエネルギーを解放することで、結果として起きていた症状が自動的に改善するのです。
このような理解に基づいて、クライアントさんとの共同作業としてセッションを進めていくのがセラピーなのです。
最も大元の原因というのは、ほぼ100%が幼少期の体験に集中していると考えて間違いありません。
結果として、セラピストはクライアントさんの幼い頃を中心に調査を進めていくわけです。
そして、最終的にはクライアントさんが培ってきた、自らを不当に苦しめる生き方、考え方を手放していけるよう手助けするのですね。