何事にも節目というものがやってくることがありますが、人生にもやはり節目というのがやってくる時があるのですね。
節目というのは、“物事における区切りとなる大切なところ” という意味です。ここで、「大切な」というところが特に重要なのです。
ただの区切りであれば、わざわざ節目などと表現しなくてもいいからです。では節目の大切さとは一体なんなのでしょうか?
それは、これまで自分ではいくら頑張っても変えることのできなかったものが、その節目の威力によって変化させられてしまう、と言ったことです。
例えば私の場合であれば、全く望んでいないにも関わらずガンを患ったことがあって、それが人生の節目になったのです。
人生をより良い方向へと向かわそうとしても自分の力ではどうしていいの分からなかったのですが、病気によって勝手に新たな方向へと舵を切ることになったからです。
大抵の場合、人生の節目で起きることは、本人にとってはあまり歓迎できるようなことではないかもしれません。
病気になって身体を壊してみたり、仕事がこれまでのようにうまくいかなくなってみたり、大切な人との別れがやってきたり…。
そうした苦難がきたときには、人生の節目としての大切な気づきがやってくる可能性が高いのだと思えばいいのですね。