みなさんは「天使の梯子」というのを知っていますか?下の画像のように、空の雲間から太陽の光が差し込んでくる様を指した言葉です。
きっと誰もが一度は目にしたことがあるはずですね。何だか凄く厳かな感じがしますが、私はずっと不思議に思っていたことがあるのです。
それは、太陽光線というのは平行光線のはずだと知っているからです。つまり太陽までの距離がはるかに遠くなので、ほぼ光は並行にやってくるはずなのです。
それなのに上の画像でも分かるとおり、まるですぐ近くに太陽があるかのように光が広がっているではないですか。
これについて、いつも漠然とどうしてなんだろうな?と思っていたのです。けれども、ある時不意に気づいたのです。
ああそうか、これは遠近法なんだと。どこまでも続く並行な鉄道の線路も、近くから遠くに行くに従って狭まって見える、アレです。
分かってしまえば、なあんだということですが、この説明で安心した人もいるのではないでしょうか?
ところで、もう少し突っ込んだ話しをしますが、近くにあったものが遠くに行くに従って小さく見えるのはどうしてだか分かりますか?
100人に聞いたら100人が、そんなの当然だろと答えるはずです。物理が得意な人であれば、あれやこれやと説明してくれるでしょう。
けれども、最近の私はそうしたこととは別に、物の大きさが常に一定だという常識を私たちは鵜呑みにしているのではないかと思うようになりました。
見えたままをそのまま受け止めるという生き方もあるのです。それにはどんな理屈も法則も入り込む余地がありません。
ただただ見えてる物の大きさは変化するということ。これが真にありのままを見るということ。そこに繋がるのですね。