自我の誕生日はいつ?

年齢を重ねてくると、自分の誕生日というのが正直どうでもいいと思えるようになったのですが、これは私だけでしょうか。

もっと本音を言えば、若い頃から自分の誕生日にはこれといった思い入れがなかったのです。ただ美味しい食事ができるかもという程度。

誕生日というのは、肉体が母体から生まれ出た日のことですが、もう一つ誕生日があるのです。

それは自我の誕生日。実際のところ、自分というのは肉体ではないので、この「私」という自我こそが自分なのです。

だから、自我の誕生日の方が本来の自分の誕生日としては適切なのではないかと思うのですが。

ただ、あの日に自我が誕生したという決定的な日付が不明であるため、自我の誕生日を祝うことができないのでしょうね。

私の勝手な想像では、ゆっくりとしたグラデーションのように、次第次第に自我が機能し出すのではないかと思っています。

ただ、もしかしたら人によっては自分は自我が芽生えた瞬間を記憶しているという場合もあるかも知れません。

もしも赤ちゃんが産まれて、その子を毎日身近で見守っていられる環境があれば、自我が産声をあげるその瞬間を見てみたい気がしますね。

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