このブログを以前から読んでくださっている方なら、もう何度も繰り返し聴いていることだと思いますが、また「問題行動」について書きたくなりました。
ここでいう「問題行動」というのは、自分のことを問題視して欲しいという気持ちが原動力となった何らかの行動のことです。
幼い頃に、自分の気持ちを伝えたくて、分かって欲しくて、でもそれを表現できなかったか、あるいは表現しても取り合ってもらえないでいると、その不満が潜在意識の中に蓄積されるのです。
その不満のエネルギーが、本人の意思(理性)とは無関係にある行動(あるいは症状)を起こすことになるのです。
たとえば、オネショは典型的な問題行動の一例です。子供の体質にもよりますが、アトピーや喘息などのアレルギーを利用する場合も多いのです。
その他、様々な具合の悪さや、不登校、摂食障害、強迫性障害、ギャンブル依存などの各種依存症、数え上げたらそれこそキリがありません。
要するに、人生に困った状態を作り上げて、それを親に見せて訴えているわけです。ただ残念なことに、元々分かってくれない親なので問題行動は効果はないのです。
そればかりか、親はそれを否定的なこととして見てしまうので、子供は自分を責め続けることにもなるのです。
こうなると、無限ループにはまり込むことになってしまいます。そこから抜け出すためには、まずは問題行動であることを認めることです。
その後、問題行動を起こさざるを得ない苦しい胸の内を見て、そこを自分自身で受け止め続けることです。
親に期待している限り、癒しは進まないことも覚えておく必要があるでしょうね。