言葉が用無しになるとき

1日にたった1度でもいいので、自分1人でいられる時間を作るようにすることです。ほんの5分程度でも構わないので。

外では仕事に追われ、家では家事に追われ、子供の世話に追われていれば、どうしても静寂を見失ってしまうはずです。

それなら寝る前のほんの2、3分でもいいので、心を静かにしている時間を是非作って欲しいのです。

私たちは常にこの世界のあらゆる出来事を言葉で説明しようとするし、言葉で説明できると思っているのです。

これが習慣化してしまっているので、それを一時的に止めて静寂の中に戻ろうとすることを忘れてしまうのです。

どんなイメージも浮かんで来なくなるまで、とにかく静かにしていることで、自分は何も知らないし、何も所有してもいないと分かるはず。

瞑想という言葉を聞くと、どうしても構えてしまって自分には難しくてできないと思ってしまうかもしれません。

だから瞑想という言葉を使わないで、ただ数分間身体の動きを止めつつ、静寂に耳を澄ますような感じでいることです。

そしてこの世界の全てがどれほどの奇跡なのか、自分がどれほど計り知れない神秘の中にいるのかを味わうことです。

全ての言葉が用無しになったと気がついたら、もうあなたは真理の何たるかを体感したことになるのでしょうね。