永遠にここに在るもの

昨日のブログで書いた「大切なもの」というのは、そのすべてが自分の外側にあるものでしたね。

実は本当に大切なものというのは、この自分自身なのです。いつも周囲ばかりを見ているために、そのことに気づかなかっただけなのです。

何かを大切に思う当の本人がいなくては、どうしようもないわけで。好きな人を大切だと思う自分がそれ以上に大切だと自覚することです。

その自分は生まれてからずっと失うことなく、今までやってきました。だからこれからも自分を失わずにいられるかというと、そうはいきません。

いつかはこの自分を失う時が必ずやってくるのです。その自分をいつも忘れずに見続けていると、次第に見ている自分と見られている自分は別だと気づくことになるのです。

見ている自分は意識であって、見られている自分が個人としての自分だと区別がつくようになるのです。

そうなると、この自分というのも周囲にあった大切なものと同類だということが分かってきます。

自分も含めていつか失われるものと、「永遠にここに在るもの」との違いが明確になってくるということですね。