思考と感情と気持ちの話

私たちはいつも思考の中で生きています。思考が途切れたことがないくらいに、ずっと思考の中にいるのです。

そして時々は、その思考が元となってさまざまな感情がやってくるのです。思考が感情を作り出すとも言えますね。

感情が大きければ、冷静さを失ってしまうかもしれません。嫌な感情であれば、それを抑圧してしまうこともあるでしょう。

いずれにしても、時間の経過とともにその感情からも解放されて、また冷静な自分を取り戻すことができるのです。

そうした思考と感情に揉まれながらも、そのどちらとも言えない不思議なものがありますね。それが気持ちです。

気持ちというのは、勿論思考ではありません。なぜなら、言葉で表現できないような気持ちを経験することも何度となくあるからです。

かといって、感情のように激しいものでもない「気持ち」とは一体何者なのでしょう?さっきまで明るい気持ちだったのに、なぜか急に暗い気持ちになったりしたことが誰でもあるはず。

その気持ちの変化がどこからやってくるのか、本当に不思議なのです。一つ分かっているのは、感情を薄っすらと感じているときには、それに応じた気持ちがやってきます。

怒りの上っ面を撫でていると、イライラした気持ちになったりするわけです。つまり、気持ちをしっかり見続けるなら、その奥に隠された感情に気づけるのです。

一方で思考とも感情とも関連なさそうな気持ちというのもありますね。わけもなく清々しい気持ちになったり、穏やかな気持ち、気分に包まれることもあります。

私自身は、自分の思考や感情だけでなく、できるだけ気持ちや気分にも注意を向けていられるようにしています。

それができると、気持ちや気分に飲み込まれることが減ってきて、短い時間でニュートラルな内面に戻ることができるようです。

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