ひとたびあなたが、自分は誰をも幸せにすることはできないし、誰かを幸せにしたことは一度もないことを、そして誰もあなたを幸せにすることはできないし、誰もあなたを不幸にもできないと知ったら、ひとたびこの洞察があなたのハートのなかに落ち着いたら、あなたはもうけっして誰にも責任を転嫁しない
by osho
人は誰かの人生を幸せにすることはできないし、不幸にすることもできません。そしてその逆も同じ。
誰かに自分の人生を幸せなものにしてもらうことはできないし、不幸なものにもされることはありません。
ときにセッションでお話しすることがあるのですが、セラピストである私がクライアントさんの人生を幸せにして差し上げることはできないのです。
もしも頑張り次第で、クライアントさんの人生を幸福なものにして差し上げることができるなら、荷が重すぎてセラピストなどやってられません。
出来ることはたった1つ、この方向に進んでいくならきっと光が見えてくるはずということを示すことだけ。
その一歩を踏み出すことができるかどうかは、完全にご本人に委ねられているのです。他の誰もそれを強制することはできません。
私たちにできることは、あくまでも一過性のことだけ。泣いている人を笑顔にしてあげるとか、喉が渇いた人に一杯の水を持ってきてあげる程度なのです。
だからあなたは自分以外の誰に対しても、どんな責任も義務も本質的にはないということです。
そしてあなたの人生がどうであれ、他の誰のせいでもないということ。これさえ腑に落ちれば、清々しい人生がやってくるはずですね。