もし苦痛をこわがったら
あなたは催眠術にかかったまま
年を取り、老いて、死ぬだろう
あなたは大切な機会をのがしたのだ
だが、もし醒めたければ
そのとき、あなたは両方に醒めなければならない
苦痛と快楽
そのふたつは別々な現象じゃない
by osho
私たちにとって、苦痛と快楽はちょうど真反対のモノだと捉えられていますが、どちらか一方だけがあるということはないということです。
つまり苦痛があれば快楽があり、快楽があればその分だけ苦痛があるということ。そのどちらか一方だけがやってくるということはないのです。
それがこの宇宙の法則です。それはちょうどコインの表と裏の関係と同じなのです。コインを繰り返し投げたら、表が出る回数と裏がでる回数は等しくなるのです。
確率として表も裏も50%の割合でバランスが取れるようになるのです。学校で習った誰もが知っていることですね。
真実は、量子力学で明らかになっていますが、表と裏は50%の確率で同時に存在しているのです。
この現象世界では、どちらか一方だけが現象として現れるのですが、回数を無限に増やしていけば、つまり時間が無限に続くなら必ず表と裏のでる割合は等しくなるということ。
だから快楽を求めればそれだけ苦痛もやってくるということ。どちらも求めなければ、どちらでもないという状態になっていくのです。
そんなのつまらないと感じるのがエゴなのです。なぜなら、エゴにはどちらでもない至福を知ることができないからですね。