成すことよりも在ること

世の中には、超一流と言われる人たちがいますね。超一流の芸術家、超一流のスポーツ選手、超一流の料理家、建築家、学者、政治家、作家、文化人、その他諸々。

一般人から見ると、そういう人たちはどこか出来が違うと思われがちですが、同じマインドを持っていることに違いはありません。

ピカピカなマインドというものがないのと同じように、汚れたマインドというものもないのです。

ということは、超一流の人たちも凡人と同じように、苦しんだり喜んだりして、結局同じような人生を送っているということですね。

たとえば、オリンピックで金メダルを獲るような超一流のアスリートだからといって、マインドが病んでいないということはないということ。

かえって過酷な幼少期を送ってきたことをバネにしているかもしれないし、選手生命が終わってしまった時に、マインドが悲鳴をあげる場合だってあるのです。

人生において大切なことは、なにを成し遂げたのかということではなく、マインドとの同化に気づいていること。

マインドからはずれて真実に気づくことだと思うのです。偉業は一過性のことであって、それは物語の中に埋もれてしまうものです。

成すことよりも、在ることに意識を向けていられるといいのでしょうね。