哲学はすべてマインドのゲームだ。マインドはそれを通して過ちを犯す。だが、真理は、あなたが無心の境地にあって初めて知られうる。だから、哲学者はけっして真理を知るには至らない。哲学が完全に、完璧に落とされないかぎり、人は真理が何であるかを、あるいは神が何であるかを知ることができない。
by osho
哲学とは、思考を駆使して難解なことを解き明かそうとする学問だからこそ、哲学者が真理を知ることはないのです。
どんな分野の学者であれ、その学問が思考によって成り立っている限りにおいては、その学問を落とさない限り、その学者が光明を得ることは不可能だと言っているのです。
哲学はとりわけ思考をフル回転させるので、エゴが活性化され続けるのです。私にとっても、かつて哲学がとても魅力的に感じていたことがありました。
物事の奥深くまで分け入って、普段なら見過ごしてしまうような当たり前と思えることまで解明しようとする姿勢が好きだったのでしょう。
けれども、今は哲学がただの娯楽に過ぎないということが分かったのです。だから、osho はそれをマインドのゲームだと言っているのです。
マインドが落ちて、あるいは言葉がなくなって始めて思考が入り込まない虚空が顕れるのです。
それまで霧が立ち込めたようになっていた世界が、鮮やかさを取り戻すのです。と突然、すべての物語が消えて、あるがままの世界が見えてくるのですね。