クライアントさんの中には、何事にも自信がないので困っているという方がいらっしゃいます。あるいは、何かのきっかけで自信がなくなってしまったという場合もあるでしょうね。
なぜ私たちは、自信のある無しを気にするのでしょうか?確かに、うまくできなかったことも自信をつけることで、上手にできるようになることはあります。
けれども、幼な子は自信があるかどうかを気にしたりしないものです。それはまだエゴ自体が幼いままだからです。
つまり自信のある無しを気にするのはエゴなのです。エゴはいつも誰かの高評価を得たい、認められたいと願っているのです。
その思いが不安を作り出し、緊張することでかえって能力を使いこなせなくなってしまうのです。
だからこそ何度も練習を重ねて自信をつけることで、その不安や緊張が小さくなり、良い結果を生み出すことができるのです。
癒しの観点からすると、自信をつけることはエゴを強化することでもあるのです。自信がないから自信をつけなければならないという、硬直した考えを一旦脇に置いてみることです。
そして自信が必要な理由は、人からの評価を気にする、つまり自己防衛が原因なのだということに深く気づくことです。
そうすれば、防衛を小さくしていくことによって、自信など必要ないということがはっきり理解できるようになるはずです。