日頃電車に乗る機会がほとんどなく、代わりにクルマでの移動ばかりなのですが、運転していて気づいたことがあるのです。
それは、狭い道をクルマで走っている時に、そこに歩行者がいて、その人を追い越す時に思うことなのですが…。
歩いている人は、いくつかのパターンに分類できるのです。後ろから来たクルマに気づいて、少し歩みを止めて後ろを振り返る人。
あるいは、クルマが来たことには気づいているのだけれど、振り返ることはせずに、ちょっと道の端によって車をやり過ごそうとする人。
さらには、クルマが来たことには気づかない感じのまま、ただただおのれの歩みを進める人。
私の感覚では、最後のパターンの人が最も多いのです。つまり後ろからどんなクルマが来たかなどには無頓着で、自分の世界に入り込みつつ歩き続ける人。
こういう人は、きっと思考の世界に入り込んでいるのでしょうね。周りで今この瞬間に何が起きているかということに気づくことができずにいるのです。
一方、クルマの気配を背後に感じて、それなりのアクションを起こせる人は、周りで起きていることに気づいている人です。このことは、性別や年齢には無関係のようなのです。
不思議ですね。遊ぶことしか考えていなさそうな小学生の男の子でも、クルマが行ってしまうまで待っていることができる子供もいるのです。
きっとクルマの存在に気づかない人の方が、この社会では上手に生きていけるのかなと思ったりして…。
私は個人的には、気づいている人の方がいいように思います。なぜなら、それが意識的であることに通じるからです。
あなたはどのタイプですか?狭い道を歩く時に、自分がどのように行動しているのかを是非検証してみて下さい。