思考は外からやってくる

昨日のブログで、糸ミミズのような思考の塊をマインドと称して、それを自分自身だと思い込んでいるというお話しをしました。

だからマインドには中心となるものもないし、一つひとつの思考をほぐしていけば、マインドという実体はどこにもないと分かるということです。

さてその上で、気をつけなければいけないことは、その一匹一匹の糸ミミズである思考は、すべて外部からやってきたものだということです。

思考はエネルギーとして何百年も生き続けているものであり、私たち自体でもなければ、私たちのモノでもありません。

外から舞い込んできたものを、自分のオリジナルだとして後生大事に糸ミミズの塊の中へと放り込むのです。そうやって、マインドは肥大化してしまったのです。

外側に浮遊している無数の思考のエネルギーのうち、どれを受け取ってしまうかは、それまでに内側に取り込んだ思考群(マインド)によって変わるのです。

そうやって内側に溜めた思考エネルギーに見合った思考エネルギーを外側から引き寄せるのですが、これが引き寄せの法則の根っこにあるものです。

自分の中にある思考をよく見てあげることです。つまり意識的に思考を見続けることができるなら、思考との距離ができて、思考は自分ではないと気づくのです。

運が良ければ、マインドの外に自己は在ると気づくこともできるかもしれません。思考から離れている感覚を至福感と呼ぶのですが、それを維持するために、私は思考を思考さんと呼んでいます。