私たちの誰もが自由を求めているのは確かなことです。不自由な暮らし、不自由な生き方、制限されて抑圧された人生などまっぴらなのです。
けれども、残念なことに私たちは、自由よりも一過性の安心を得ることを優先して生きているということに気づく必要があるのです。
もっとこうならなければ、今よりもより向上しなければ、この部分を何とかしなければ、こうでなければならない、こうあるべきだということに振り回されていませんか?
それは、自分を少しだけ安心させるために自分自身がこしらえた制約であり、ルールであり、正しさなのです。
そのルールや正しさの中で生きている限りは、後ろ指を指されることもなく、誰かに否定されて見捨てられることもないと思い込んで、自分を不自由な牢獄に閉じ込めているのです。
あなたは自分を本当に自由にしてあげたいと思っているでしょうか?自由とは、安全な中でそっと胸をなでおろして生きていることを指してはいません。
外側からの否定や攻撃がやってくることもありますし、自分を危険なところへと向かわすこともあるかもしれません。
それでも自由でいたいという強い決意を持っているでしょうか?自分を本当に愛しているのであれば、一時しのぎの安心よりも自由を与えてあげることです。
自由を手にするのはいたって簡単です。それは、自分を精神的に守ろうとする自己防衛をやめていくことです。
そのためには、一瞬一瞬立ち止まっては、自分の本当の気持ちから逃げずにそれを見てあげることです。すべてをすくいあげて、ありのままの自分でいさせてあげることです。
自分に正直でいること、それが自由へのチケットだと思ってください。