私たちの人生を、目には見えない心の様子として捉えたうえで、その推移を以下に書いて見ます。必要なことだけに極端に絞っています。
o 無邪気で無防備な状態で生まれる
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o 自我(自分がいるという思考)が発生する
↓
o 自己防衛を始める(自分の存在否定)
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o 自己防衛の強化、構築(自分は駄目じゃないという証明)
この先は人によって異なってきます。このまま、駄目じゃない自分、より良い自分を作っていこうとし続けるか、あるいはそれ以外の気づきを得るのか。
前者のままで心の癒しを始める場合がほとんどですが、その途中で後者の気づきを得ることになる場合もあります。
後者の場合に限って、自己改善プログラムという自己防衛システムの魔の手から抜け出す可能性が出てきます。
自分を何とかしようとする想いをそのままに受け止めて、その誘いに乗らない生き方をするようになるということです。
そのときに初めて、一番最初のステップのときの自分をしっかりと思い出すことができるのです。それはもう、清々しいことこのうえありません。