毎日夜にこのブログを書こうと思って、古くなったパソコンの前に座るのですが、その時間というのは面倒くさい反面、とても心が落ち着く大事な時間になっています。
何について書くことになるのか、自分ではまったく分からないので、心の中に何かが浮かんでくるまでじっと待っているのです。
そうすると、心があっという間に静まり返ってきて、意識に全体性がはっきりと戻ってくるように感じることができます。
目を閉じると、目の前が真っ暗になって何も見えなくなってしまうと思い込んでいたのですが、それも違って感じるようになりました。
それは、肉体の目では確かに何も見なくなるのですが、それは逆に言えば「無」という真実をそのまま見ている状態なのだと。
ただ目をつぶっただけなのに、真実が目の前に広がっているという感覚です。そして、その真実こそが自己そのものであり、それは対象物ではないということ。
自分は何かでは決してないし、どこにいるということでもないということが明確に理解できます。それが全体性ということですね。
そこに戻してくれるのが、このブログを書くという毎日の行為なのですから、本当に感謝しなければならないなと思うのです。
今日一日生きた自分はここで死に、新たな自分が明日を生きるということになるのでしょうね。