一般的に、男性は社会人になって仕事がうまく行っていると感じることができれば、それ以外のことがどうであれ人生はうまく行っていると感じるのです。
逆に、その仕事がどうもうまく行かない、思ったようにできないと感じていれば、それ以外のことがたとえうまくいっていても、駄目なのです。
一方、女性は恋愛がうまく行っていると感じることができれば、それ以外のことはどうであれ幸せに感じるものです。
けれども、恋愛で躓いてしまうと、それ以外のことが順調であったとしても人生全体では駄目だと感じてしまうのです。
勿論こうしたことは、一般的な傾向に過ぎませんので、人によってはそんな性差は最近なくなってきていると感じる人もいるでしょうね。
ところで、もっと本質的なことに話しを移すと、人は自分の存在価値に気づいていさえすれば、たとえそれ以外が駄目駄目でも何とか大丈夫なのです。
いやなことがあったり、いろいろなことに失敗したり、敗北感を味わったり、劣等感や罪悪感に悩まされたとしても、最後の砦が守られているのです。
なぜなら、自分という存在にOKが出せているからです。これは、男性であれ女性であれ同じで、性差はないといってもいいと思います。
そして、逆に、自分の存在価値に気づかないまま大人になってしまうと、たとえ人からみて人生がうまく行っているように見えていたとしても、本当には自分を騙すことはできません。
結局、何を達成できたとしても、所詮自分は駄目な存在だというのがついてまわるので、本当に満たされるということがありません。
自分の人生がうまく行っていないと感じるとしたら、あなたはどこにいるか、正直に自分を見てみる必要があると思います。