幼稚園に入った頃の自分へ伝えたいこと:
あれほど何でも言うことを聞いてくれていた母親が、突然君の願いを受け入れずに幼稚園に行かそうとしてきたのには、ホント参ったし悲しかったね。
でも君は膝が痛くて歩けない病気になって、長い間幼稚園に行かずに済んだじゃない。膝のことは心配いらないよ、半年もすると元気になって、幼稚園も好きになるのだから。
小学生の頃の自分へ伝えたいこと:
気がついたら君は、正義の味方のような男の子になってたね。あれはちょいと辛かったよな。夜一人で反省会するんだったしね。
でも大丈夫だよ、5年生くらいから徐々に要領よくなって、適当に人生を楽しめるようにもなるから。それと、中学生になったら勉強しなくても成績よくなるぜ~。
社会人になった自分へ伝えたいこと:
今いる会社にずっといるわけじゃないから安心して。それとね、これは超極秘事項だけど、意外に早く会社員生活は終わりを迎えることになるよ。
そして、君は一人で好きな仕事をするようにもなる。そのときにね、概ね欲しいと思っていたものや体験が手に入ってしまうから、驚くなよ!
10年後の自分へ伝えたいこと:
過去の自分のことを思い出すと、それなりに懐かしいのだけれど、最近過去も未来もものすごく遠くに薄ボンヤリとあるような気がして…。
だから、君にとったら今の自分なんかもっともっと希薄な記憶の断片になってしまうんだろうね。それとね、10年後の君が今の自分と少しも変わってないということも知ってるよ。
なぜなら、自分は生まれてから一度も変わったことなどないのだから。いつもこの自分がいて、1ミリも変わらないし、変わるようなナニモノもないのだから。