昨日のブログに書いた方法が苦手だという方もいらっしゃるかもしれません。そういう人のために、別の方法をお伝えしたいと思います。
私たちが平静な心から逸脱している場合というのは、間違いなく思考に巻き込まれている状態であるといって構わないと思います。
平静ではいられないからこそ思考が目まぐるしく働くことになるのか、それとも思考がグルグル回転しているから平静さを奪われてしまうのか。
どちらにしても、平静さを取り戻すためには思考の働きを緩めることがとても大切であることに変わりはありません。
そして、そのための最も簡単で効果的な方法とは、自分の中にある思考を見るということです。思考を外側から眺めてあげるのです。
その眺める側も思考には違いないのですが、そのことに注意を向けていることで、やってくる思考に乗っ取られてしまうことが激減するのです。
コツは、思考の中身を深く追求するのではなくて、こんな思考が今あるなあという程度に、思考を外側から大雑把に見てあげるのです。
思考を見ることに注意を向けていることで、別の思考に巻き込まれることが本当になくなっていくのです。一度でもやったことがあれば、うなずけるはずです。
自分の思考について見るということを日常的に練習することで、やってきた思考に巻き込まれることがなくなっていくということです。
そうなると、物語の中で右往左往している自分に深く気づくことができるのです。そして、どんなことも否定することができなくなってきます。
それは本当に清々しいものですね。