自分の周りをよく見回してみて、相手を敵だと感じているのか、それとも味方だと感じているのか、よく味わって検証してみることです。
どう見ても、敵100%としか思えない相手もいるかもしれないし、敵50%味方50%という人もいるかもしれません。
ごく身近に、味方100%の人がいる人は幸福ですね。そうやって、見回してみると、自分の周りには敵の要素と味方の要素があって、どちらの方が多めに感じているのかも分かるかもしれません。
そしてもっと注意深くそれを見ていると、そうした敵味方の要素というのは場合によって変動するものであるということも分かってきます。
私のつたない経験から言えば、自分の身に何かとても喜ばしいことが起きているときには、周りは概ね味方だと感じます。
逆に、何かいやなことがあって、ふてくされた気分でいると、世界中の誰もが敵であるように感じてしまいます。
これは実体験です。つまり、自分の心のその時々の状態によって、他人を敵とみなすのか味方とするのかが大きく変わるということです。
結局、固定した敵だとか味方というものは本当はないのですね。もしも、自分が自己防衛(恐怖)の心で周囲を見れば、周りは必ず敵のように見えてきます。
その反対に、無防備(愛)の心で見れば、誰もが味方であるということに気づくことになります。あなたの心が周りを敵か味方か決めてしまっているということです。
自分が自己防衛しているということに気づけていない人は、周囲に敵がどのくらいいると感じるかを見てあげることで気づくことができるはずです。