みなさんは、アナログとディジタルの違いをご存知でしょうか?私が子供のころには、どちらの言葉もほとんど使われることがありませんでした。
それは、ディジタル技術がまだ確立していなかったためです。そして、世の中にアナログしかなかったので、敢えてアナログという言葉も用いる必要がなかったのですね。
だから、昔ながらのフィルムを使うカメラのことを、わざわざアナログカメラとは呼ばなかったわけです。今では、ディジタルカメラが全盛になっています。
最近では、デジカメなどと呼ばれますが、デジカメの便利なところは、フィルムを購入したり、撮影済みのフィルムを現像に出したりする必要がないというところです。
フィルム代や現像代を気にせずに、いつでもどこでもシャッターを押すことができますし、撮影した画像をその場で見ることもできます。
こんなすぐれもののデジカメでも、出だしたころには爆発的に売れたわけではありません。なぜなら、解像度の問題という致命傷があったからです。
今はケータイや ipad などにもデジカメ機能が付いていますが、解像度がどれくらいかというのを、誰もが気にするのは、解像度が高ければそれだけきれいな画像が得られるからですね。
デジカメに限らず、ディジタル技術というのは、粒子の集まりからできているものですから、その粒子が細かいほど、本物つまりアナログに近いということです。
技術の進歩とともに、解像度が益々高くなってきていて、アナログとの違いが肉眼では分かりづらいところまでやってきています。
つまり、偽者のディジタルが本物のアナログに肉薄してきているということです。しかし、それがどれほど本物に近づいたとしても、偽者は決して本物になることはできないですね。
ではその本物である現実の世界とは、本当にアナログでできているのでしょうか?いえいえ、実はそうではありません。
この現実世界こそ、素粒子というディジタル技術でできていることを、科学者でなくても誰でも知っているでしょう。
人類が発明したディジタル技術とは違うものの、この宇宙も素粒子というディジタルでできているというのは、不思議なことです。
それはきっと、この宇宙が神の創造物だからではないかと思うのですが、みなさんはどう思いますか?