ニュートンの万有引力の法則のことは誰もが知っていると思います。りんごが木から落ちるのを見て、ニュートンはそれを発見したという逸話も残っています。
りんごと地球が引き合っているということですね。もしも、両者がはねつけ合っていたら、りんごは木から空に向かって飛んでいってしまうことになります。
地球が太陽の周りを公転し続けるのも、互いに引き合っているから起きていることだし、そうやってこの宇宙のありとあらゆるもの同士は引き付け合っているのです。
普段は誰もそんなことを気にしていないのですが、よく考えてみると不思議な話しだとは思いませんか?砂場にある無数の砂粒同士だって同じく引き付けあっているのですから。
私たちが地球上でこのように暮らしていられるのも引力のおかげですね。あらゆるもの同士が引き付けあっているのに、なぜ一つにまとまってはしまわないのかも不思議です。
素人の勝手な解釈ですが、科学者によると今から137億年も前にビッグバンが起こり、そこから宇宙は膨張を始めたとされていますので、その激しい爆発の力が今もって引力よりも強く働いているからかな、なんて思ったりします。
地球が太陽とくっついてしまわないでいるのは、遠心力と引力のつりあいがちょうどとれているからですね。もしも、公転速度が遅くなったりしたら、太陽と地球は一つになるでしょうね。
そうすると、地球上にいる我々は全員死んでしまうことになるでしょうけれど、ばらばらだったものが一つに戻ったと考えることもできます。
でも何もかもが互いに引き付け合うという性質を持っているなんて、なんか楽しい感じがします。愛するもの同士はやっぱり引き付け合うからかもしれません。
愛は互いに引き付けあって元々の一つの姿に戻ろうとするのかもしれません。それを妨害しようとするのが、物理的にはビッグバンの力であり、非物理的にいえばそれは罪悪感、そして恐怖なのだと思います。
ですから、私たちの心の中から、罪悪感と恐怖が消えてしまえば、愛だけになってそれはすべてを一つに戻す原動力となるのです。