みなさんは、身体から毒が出て行くときに痺れる感じがするということを知っていますか?そういう経験をされたことはあるでしょうか?
デトックスという言葉が普通に使われるようになるくらい、今は身体の健康を志向するのが当たり前の時代になってきましたね。
ところで、身体の毒というのは元は何だと思いますか?それは、心の毒からやってくるのです。心の毒というのは、溜め込んだ辛い感情のことです。
感情そのものはいいも悪いもないのですが、それを溜め込むことによって心にとってはひどく都合の悪いものへと変貌してしまうのです。
溜め込んだ感情は、潜在意識の中に抑圧されて本人からも気づかないようにしまわれているのですが、それが限度を越えて溜まってしまうといずれは噴火するように表出することになります。
それが、切れるという行動となったり、本人としては何も理由がわからずに勝手に涙が出てきたりするようなことになるのです。
そうやって、感情を感情として表出して味わって心からダイレクトに毒出しすることもあれば、そうした心の毒を身体の毒に変換してデトックスしようとする場合もあります。
大抵の場合には、それが同時に起きます。催眠療法などによって、心の奥深くに溜め込まれた感情を開放すると、心の毒だしが起きるのですが、その際に身体の毒だしも同時に起きることが多いです。
そうすると、催眠療法のセッションが終わったときに、クライアントさんは手足はもちろんのこと、体中が痺れてしまったようになって、すぐには歩けないような状態になることもあります。
私も経験があるのですが、瞑想中に深いところと繋がることで奥の感情がデトックスされると、同時に身体が痺れてしまうのです。そうして、身体も毒だしに加勢してくれるのです。
その時の身体の痺れはそれほどいやな感じがしないものです。ただ、思うように歩けなくなったりして初めて体験する人は多少びっくりするかもしれません。
でもきっとしばらく経って落ち着いたときには、何とも清清しい気持ちになれることに気づいて、病み付きになるかもしれませんよ。