胡散臭い現実

みなさんは、どうもこの現実って胡散臭いなと感じたことはないでしょうか?なぜか急に「こんな変なのあるわけないよ」みたいな感覚になったりしたことはありませんか?

私は特に幼いころにそうした何とも言えない不思議な感覚になることが時々ありました。今でもたまにやってきます。

現実感がポーンと抜けてしまうような感じです。それはただ歩いているときにもやってきますし、何かをしていても、何もしていないときにも突然やってきます。

現実逃避かなとか、離人症の一種なのかもなどとよく考えたりしていました。本当のところはどうだか分からないのですが、唯一つ気になることはホンモノとは何だろうということです。

ホンモノとは作り物ではない、ニセモノではないというように反対の言葉は見つかるのですが、ホンモノということの本当の意味がなかなか難しいように思うのです。

自分の感覚がどれほどリアルなものであったとしても、それは単なる自分の知覚としてそう感じているだけなのだというように思うこともできます。

実際にものすごくリアルな夢を見ることもあります。色彩がとてもきれいで、ものがとても緻密に見えるような夢なのですが、それでもホンモノではないですね。

だとすると、この現実というものがどうしてホンモノであると言えるのかという疑問が出てきても不思議ではないのではないでしょうか。

この現実は果たしてホンモノだろうかと疑ったことはないでしょうか?こんないやなことは夢であって欲しいとか、逆にこんな嬉しいことは夢でないことを祈りたいということはあったはずです。

でもそれとも違うのです。ただ普通にしていて、何とはなしに違和感を感じて疑ってしまうのです。子供の頃は誰もが同じように感じているのだろうと思っていました。

奇跡のコースを読むようになって、この感覚への答えが提示されて自分としてはとても気持ちを落ち着かせることができたと思っています。

みなさんは本当のことを知りたいとは思いませんか?そしてそれは単なる興味のレベルではなくて、本当に幸せになるために是非とも必要となる知識なのです。